公共哲学の視点から考える
女性版骨太の方針2025が問い直す男女参画の未来

  • 女性活躍

今年6月に発表された『女性版骨太の方針2025』は、ジェンダー平等の実現に向けた政策を示すと同時に、男女共同参画のあり方そのものを深く問い直す内容となっています。日本のジェンダーギャップ指数は依然として世界水準から大きく遅れており、特に政治・経済分野における女性の参画は課題を残しています。
本セミナーでは、「公共哲学」の視点から、この方針が示す新たな方向性を読み解き、ケア、労働、政治参加といったテーマに内在する価値や構造を見直します。特に「男性のケア参加」を単なる政策課題ではなく、市民としての権利・責任の問題として捉え直すことで、個人と社会の関係を根本から再構築する可能性を探ります。
歴史的背景、法制度の限界、海外事例を通じて、より持続可能で包摂的な社会の実現に向けた議論を深めるとともに、企業・組織での実践に活かせる具体的なヒントもご紹介します。

セミナー概要

日 程 2025年9月11日(木)13:00~14:00
場 所 オンライン会議システム「Zoom」
セミナー内容 <講演>  公共哲学の視点から捉えるケアと男女共同参画の未来

①女性版骨太方針2025年版の整理
②【歴史と制度】ケアの視点から組織・社会課題を見る
③【視点の転換】新たなケアの倫理の提唱
④【個人の変化】新たなケアがもたらす男女の変容
⑤【組織の対応】新たなケアへのアクセス保障を
⑥【結び】ケアが変われば、社会は変わる
費 用 無料
対 象 人事部門、育成・教育研修または、人事企画ご担当者
社員のライフイベントとキャリアについて考える管理職層
定 員 500名

このような方におすすめ!

  • 社員のライフイベントへのサポート方法を模索されている方
  • 社員のキャリア自律施策について検討されている方
  • 社員の働く環境について考えていらっしゃる方

講師のご紹介

  • 稲垣 久和 氏
    東京基督教大学
    名誉教授
  • 1947年東京都生まれ。東京都立大学大学院物理学研究科博士課程修了。理学博士。 アムステルダム自由大学哲学部・神学部の客員研究員として宗教哲学を学び専攻を哲学に。帰国後、 国際基督教大学講師、慶應義塾大学講師を経て東京基督教大学教授。専門は公共哲学、キリスト教哲学。 著書に『宗教と公共哲学』(東京大学出版会、2004年)、『公共福祉という試み』(中央法規出版、2010年)、『働くことの哲学』(明石書店、2019年)、 『キリスト教と近代の迷宮』(大澤真幸との共著、春秋社、2018年)など多数。
 
  • 出射 詩予
    株式会社パソナ キャリアアセット事業本部
    組織人事コンサルタント
  • 氷河期世代で新卒時国内企業に就職先がなく、米NY州のマーケティング会社に入社、その後、日本支社マーケティング部長として米国各州政府との契約に基づく食品・玩具等の日本市場向けマーケティングを展開。
  • WEBマーケティングに傾倒し独立、シニア向けSNS事業、商店街IT化事業等に携わる。株式会社パソナに入社後WEB事業を担当、その後キャリアコンサルタントに社内転身。本社スーパーバイザー等を経て2017年、厚生労働省の講習認可を受け生涯キャリア支援協会を立ち上げる。国家資格キャリアコンサルタントの育成事業と企業向け研修事業、対話型組織開発支援を推進中。 ◆資格:精神保健福祉士、2級キャリアコンサルティング技能士、青山学院大学大学院社会情報学研究科博士前期課程修了(学術修士)

お問い合わせ

株式会社パソナ セミナー事務局
p-seminar@pasona.co.jp

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